「ボーナスで個別株を買ってみたいけど、どの会社の株を選べばいいかわからない」「株式投資はギャンブルっぽくて怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
個別株投資はインデックス投資より高いリターンを狙える一方、リスクも高いため、ボーナス投資の「まずNISAインデックス」という基本を踏まえた上で、プラスアルファとして検討する性質のものです。
この記事では、ボーナスで個別株投資を始める方法・銘柄選びの基準・リスク管理を解説します。まず基本的な使い道を確認したい方は夏ボーナスの使い道完全ガイドをご覧ください。
個別株投資とインデックス投資の違い

- インデックス投資:市場全体に分散・リスク低め・手間がかからない → 投資信託入門
- 個別株投資:特定の会社に投資・高リターン可能・高リスク・調査が必要
多くの投資家のポートフォリオでは、コア(中心)はインデックス投資で80〜90%、サテライト(補完)として個別株を10〜20%程度組み込むスタイルが推奨されています。
株式投資の基本知識
株式とは何か
株式とは企業の所有権の一部です。株を買うということは、その企業のオーナーの一員になることを意味します。企業の業績が上がれば株価が上がり、配当金を受け取ることもできます。
株式投資で利益を得る2つの方法
- 値上がり益(キャピタルゲイン):買った価格より高い価格で売ることで得る利益
- 配当金(インカムゲイン):企業が利益の一部を株主に分配するもの
ボーナスで株を始める前に知っておくこと
最低投資金額
日本株は通常100株単位(1単元)での売買が基本ですが、証券会社のサービスによっては1株から購入できます(単元未満株・ミニ株)。例えばトヨタ自動車株が1株3,000円前後なら、3,000円から始められます。
NISA成長投資枠で個別株を買える
NISAの成長投資枠(年240万円まで)では、上場株式も購入可能です。配当金・売却益が非課税になるため、積極的に活用しましょう。
ボーナスで株を選ぶ際の基本的な考え方
①知っている・理解できる企業を選ぶ
「自分が使っている・知っている商品・サービスを提供する会社」から調べ始めることが入門として最適です。企業の事業内容が理解できれば、決算や業績の変化も読み取りやすくなります。
②長期で持てる企業を選ぶ
短期の値動きで売買するトレードより、5〜10年単位で成長が期待できる企業を選んで長期保有する方が、初心者には向いています。
③財務指標の基本を押さえる
- PER(株価収益率):割安・割高の目安。15〜20倍が平均的。低いほど割安
- PBR(株価純資産倍率):1倍未満は純資産より安く買えている状態
- 配当利回り:配当金÷株価×100。3〜5%以上が高配当株の目安
ボーナスで株を始める手順
- 証券口座・NISA口座を開設:SBI証券・楽天証券・マネックス証券など
- 銘柄を調査する:各証券会社のスクリーニング機能・IR情報・業績を確認
- 購入する銘柄・株数を決める:ボーナス投資分の10〜20%を上限として個別株に充てる
- 注文する:成行(市場価格)か指値(希望価格)を選ぶ
- 保有後は四半期ごとの決算を確認する
個別株投資のリスク管理

- 1社に集中しない:最低でも5〜10社に分散投資する
- ボーナスの全額を個別株に使わない:コアをインデックスに置いた上でのサテライト投資に限定する
- 損切りラインを決めておく:購入価格から20〜30%下落したら売るというルールを決めておく
- 「必ず上がる」という話は疑う:投資詐欺の入り口になるため注意
個別株投資で知っておくべき指標
株式を選ぶ際に確認すべき基本的な指標を解説します。
- PER(株価収益率):株価 ÷ 1株当たり利益。一般的に15〜20倍が目安。低いほど割安とされるが、業種によって異なる
- PBR(株価純資産倍率):株価 ÷ 1株当たり純資産。1倍以下は「解散価値より安い」とされる。日本株はPBR1倍以下の企業が多かったが、東証の改革で改善傾向
- ROE(自己資本利益率):企業がどれだけ効率的に利益を上げているかの指標。8〜10%以上が優良企業の目安
- 配当利回り:1株当たり配当 ÷ 株価。3%以上で高配当とされるが、業績悪化時に減配リスクがある
- 自己資本比率:総資産に占める自己資本の割合。50%以上が財務健全性の目安
ボーナスで日本株・米国株どちらを買うべきか
個別株投資で迷うのが「国内株か米国株か」という選択です。それぞれの特徴を整理します。
- 日本株のメリット:円建てで投資できる・株主優待がある・身近な企業に投資できる・NISAで配当も非課税
- 日本株のデメリット:米国株に比べて成長率が低い傾向・円安時に為替の恩恵を受けにくい
- 米国株のメリット:GAFAMなど高成長企業が豊富・長期的に日経平均よりS&P500の方が高いリターンを記録・4半期ごとの増配を継続する企業が多い
- 米国株のデメリット:為替リスクがある・配当に現地源泉税10%がかかる(特定口座では確定申告で一部取り戻せる)
個人的には、まずインデックスファンド(投資信託入門参照)で土台を作り、慣れてから個別株を少額でという順番がリスク管理の観点から合理的だと感じています。
初心者が避けるべき株式投資の落とし穴
- 1銘柄への集中投資:「絶対上がる」と思った銘柄に全額投入するのは最も危険なパターン。分散が鉄則
- SNS・掲示板の情報を鵜呑みにする:「○○株が爆上がり確定」という情報は信頼性が低い。一次情報(決算書・IR情報)を自分で確認する
- 損切りができない:「いつか戻るだろう」と持ち続けて大損する典型的なパターン。-10〜15%でのルール的な損切りが長期的に有利
- レバレッジ商品への投資:信用取引・レバレッジETFは経験者向け。初心者のボーナス投資には不向き
よくある質問(Q&A)
Q. ボーナスで買った株が大きく下落してしまいました。どうすればいいですか?
まず冷静に企業の業績・ニュースを確認してください。一時的な市場全体の下落なら保有継続が多くの場合正解です。企業の業績が悪化している場合は損切りを検討します。
Q. 株式投資でかかる税金はどうなりますか?
課税口座での利益には約20.315%の税金がかかります。NISA口座での利益は非課税です。詳しくは税金・確定申告の注意点で解説しています。
Q. 高配当株とインデックスファンド、どちらがいいですか?
目的によります。定期的な収入(配当金)を求めるなら高配当株、長期的な資産増大を目指すならインデックスが効率的です。高配当株については高配当株・ETF投資で詳しく解説しています。
まとめ:個別株はインデックス投資の「補完」として検討する
個別株投資はボーナス投資の選択肢として魅力的ですが、インデックスファンドというベースを固めた上でのプラスアルファとして考えることをおすすめします。まずはNISAでインデックスファンドを積み立てながら、少額で個別株の研究・実践を始めていきましょう。