デンマーク1部FCコペンハーゲンで活躍する日本代表DF、鈴木淳之介選手。
2025年5月にA代表初招集を果たし、2026年北中米W杯の日本代表メンバーにも選出された鈴木選手ですが、そのキャリアは決して順風満帆なものではありませんでした。
「鈴木淳之介 経歴」というキーワードで検索するファンも多く、地元クラブのセレクション落ちから世界への舞台まで、その成長の軌跡が気になっている方も少なくありません。
この記事では、鈴木淳之介選手の経歴について、幼少期から現在に至るまでを時系列で詳しく解説していきます。
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鈴木淳之介のプロフィール

まず、鈴木淳之介選手のプロフィールをおさらいしておきましょう。
- 本名:鈴木淳之介(すずき じゅんのすけ)
- 生年月日:2003年7月12日
- 出身地:岐阜県各務原市
- 身長・体重:180cm・78kg
- ポジション:ディフェンダー(DF)/センターバック
- 所属クラブ:FCコペンハーゲン(デンマーク・スーペルリーガ)
- 代表歴:日本代表(2025年〜)
- 経歴:FC.DIVINE → SC岐阜VAMOS → 帝京大学可児高等学校 → 湘南ベルマーレ → FCコペンハーゲン
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幼少期〜小学校時代:地元クラブ「FC.DIVINE」でサッカーを始める
鈴木淳之介選手は岐阜県各務原市で生まれ育ちました。幼稚園の頃から地元のクラブチーム「FC.DIVINE(ディバイン)」に所属し、サッカーを始めました。
ディバインは各務原市立鵜沼第一小学校を拠点とするクラブで、地元では知られた育成クラブです。ここで鈴木選手はサッカーの基礎をじっくりと身につけていきました。この時期の経験がのちのプレースタイル——足元の技術と落ち着いたボール扱い——の土台になっています。
中学時代:強豪クラブ「SC岐阜VAMOS」へ
中学進学後は、岐阜県を代表する強豪クラブチーム「SC岐阜VAMOS」に加入しました。学校の部活動ではなく、クラブチームを選んでより高いレベルでの育成環境に身を置いたのです。
SC岐阜VAMOSは県内でも実績のあるクラブで、この環境でのプレーが鈴木選手の技術的な成長を大きく後押ししました。中学生のうちからボランチとしてゲームをコントロールする能力を磨き、高校への進路を見据えていくことになります。
高校進学前:FC岐阜U-18のセレクションに落選
実は鈴木淳之介選手のキャリアには、大きなターニングポイントがありました。高校進学前に地元のJクラブ・FC岐阜U-18のセレクションを受験したものの、落選してしまったのです。
地元クラブのユースに入れなかったという経験は、多くの選手にとって大きな挫折となります。しかし鈴木選手はそこで諦めることなく、次の道を模索。「自宅から近い」という現実的な理由から帝京大学可児高等学校への進学を選びましたが、同時に「一度親元から離れるべき」という考えのもと、自ら寮生活を決断しました。この自立を求める姿勢が、のちの急成長の伏線となっていきます。
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高校時代:帝京大可児高でボランチとして全国の舞台へ
帝京大学可児高等学校は、岐阜県を代表するサッカーの強豪校です。鈴木選手はここでボランチとしてレギュラーに定着し、県内のみならず全国の舞台でも活躍しました。
高校2年生となった2020年12月、プロクラブからの評価が形になりました。湘南ベルマーレが2022年(高校卒業後)からの加入内定を発表したのです。当時まだ高校2年生——異例の早さでのプロ内定でした。
さらに高校在学中には2021年・2022年と2年連続で全国高等学校サッカー選手権大会の優秀選手に選出。特に2020年の第99回選手権岐阜県予選決勝では、ボランチとして得点に絡む活躍でチームの勝利に貢献したことが高く評価されました。
FC岐阜U-18のセレクション落ちから数年で全国優秀選手に輝いたその成長曲線は、多くの人を驚かせました。
2022年:湘南ベルマーレに加入、プロキャリアのスタート
2022年、高校卒業と同時に湘南ベルマーレへ正式加入。岐阜県各務原市出身の若者が、J1クラブでプロとしての第一歩を踏み出しました。
加入1年目・2年目は出場機会も限られ、まだ試合経験を積む段階。リーグ初出場は2023年2月18日のJ1第1節・サガン鳥栖戦でした。ポジションはボランチで、高校時代から継続した中盤のプレーを武器にしていました。
この時期、すぐにレギュラーを掴めたわけではありませんでしたが、日々の練習でコツコツと力を蓄えていました。
2024年:センターバックへのコンバートが転機に
鈴木淳之介選手のキャリアを大きく変えたのが、2024年シーズン途中の出来事です。山口智監督がボランチとしてプレーしていた鈴木選手をセンターバック(CB)にコンバートしたのです。
これが劇的な転機となりました。ボランチ時代に磨いてきた配球力・視野の広さ・ボール扱いの技術が、現代型CBとして求められるスキルとぴったりと噛み合ったのです。対人守備力もめきめきと向上し、2024年シーズン途中からはスタメンに定着。2024年のJ1出場は25試合を記録しました。
代表初招集時のインタビューで鈴木選手は「高校時代は中盤のポジションを務めていたが、昨季途中にCBにコンバートされ、持ち前の配球力と地道に磨いてきた対人守備力で存在感を高めた」と振り返っています。
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2025年:代表デビューとブラジル戦での歴史的勝利に貢献
2025年は鈴木淳之介選手にとって飛躍の年となりました。
2025年5月23日、湘南ベルマーレからの発表として日本代表への初招集が明らかになりました。世代別代表の経験がなかった鈴木選手にとって、これがキャリア初の日本代表活動であり、同時にキャリア初の海外遠征でもありました。
初招集時のインタビューでは「やっぱりレベルが高いし、簡単なミスをしないし、これが日本代表かという感じ」と率直な驚きを語りながらも、「いつもと違う環境で、いつもと違う内容で、すごく楽しいです」と充実した表情を見せました。合流初日からウォーミングアップの鳥かごで笑顔を見せ、ミニゲームでも積極的な配球を披露するなど、物おじしない姿勢も印象的でした。
6月のW杯アジア最終予選・インドネシア戦で代表デビューを果たし先発出場。さらに10月14日のブラジル戦では、若手エース・エステバンの突破を落ち着いて対応するなど安定したプレーを披露し、日本の歴史的勝利に貢献しました。代表デビューからフル出場を続けるなど、森保監督からの信頼も急速に高まっていきました。
2025年7月:FCコペンハーゲンへ完全移籍
国内での活躍が欧州クラブの目にも止まり、2025年7月9日、デンマーク1部リーグの名門FCコペンハーゲンへ5年契約で完全移籍することが発表されました。湘南ベルマーレでのJ1出場49試合という実績を引っ提げての欧州挑戦です。
移籍にあたり鈴木選手は「チームが苦しい状況の中での移籍となり、大変心苦しい思いもありますが、自分の夢を叶えるために何が最善かを考え、この決断に至りました。次にサポーターの皆さまとお会いする時には、より成長した姿をお見せできるよう、この選択を信じて全力で頑張ってきます」とコメント。湘南への感謝と、さらなる成長への決意を示しました。
FCコペンハーゲンではリーグ戦だけでなく、UEFAチャンピオンズリーグといった欧州の大舞台でも経験を積んでいます。2025-26シーズンは25試合出場1ゴールを記録しました。
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2026年:W杯北中米大会メンバーに選出
2026年5月、鈴木淳之介選手は2026年FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表メンバーに選出されました。
2026年3月の代表活動でも選ばれており、A代表通算5試合(2026年5月時点)という経験値でW杯本番に臨む形となります。4月のウェンブリーでのイングランド戦でも起用され、左WBクローザーとしても対応できる幅広いプレーが評価されています。
FC岐阜U-18のセレクションに落ちた中学生が、わずか10年ほどでW杯メンバーに名を連ねる——その成長曲線は「末恐ろしい」とメディアに表現されるほどです。
鈴木淳之介のプレースタイルと特徴
鈴木淳之介選手のプレースタイルの最大の特徴は、元ボランチならではの配球力を持つ現代型センターバックであることです。
①ポジショニングで守る知的なディフェンス
慌てて相手に飛び込まず、ポジションを取りながら守るタイプのCBです。読みと判断力に優れており、大きく崩れにくい安定感が持ち味です。ブラジル戦でも若い相手FWの突破を冷静に対処した場面が象徴的でした。
②後ろからボールをつなぐビルドアップ能力
ボランチ出身らしく、相手からプレスをかけられてもシンプルに味方へ預けたり、前に運んだりする技術が高く評価されています。代表でも「楽にサッカーができている」と語るほど、高いレベルでもボール扱いに余裕を持っています。
③複数ポジションへの対応力
CBに加えて左WBとしても起用されるなど、ポジションをまたいで機能できる万能性も魅力の一つです。森保監督が様々な場面で起用できる戦術的な幅を持つ選手として重宝しているのもうなずけます。
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鈴木淳之介の経歴まとめ
鈴木淳之介選手の経歴を時系列でまとめると以下の通りです。
- 幼稚園〜小学校:FC.DIVINE(岐阜県各務原市)でサッカーを始める
- 中学時代:SC岐阜VAMOSに加入、高いレベルの環境で育成
- 高校進学前:FC岐阜U-18のセレクションに落選
- 高校時代:帝京大学可児高等学校でボランチとして活躍。全国選手権優秀選手に2年連続選出(2021・2022年)。高校2年時に湘南ベルマーレへの加入内定
- 2022年:湘南ベルマーレに加入、プロキャリアスタート
- 2023年2月:J1リーグ初出場(サガン鳥栖戦)
- 2024年:山口智監督のコンバートでCBに転向、レギュラー定着
- 2025年5月:日本代表に初招集
- 2025年6月:W杯アジア最終予選・インドネシア戦でA代表デビュー
- 2025年7月:FCコペンハーゲン(デンマーク1部)へ5年契約で完全移籍
- 2025年10月:ブラジル戦の歴史的勝利に貢献
- 2026年5月:2026年W杯北中米大会の日本代表メンバーに選出
地元セレクションの落選というどん底から、わずか数年でW杯メンバーに上り詰めた鈴木淳之介選手。その成長の裏には、コンバートという転機を活かす柔軟さと、どんな環境でも自立して取り組んできたメンタルの強さがあります。
FCコペンハーゲンでの経験をさらに積み上げ、W杯本番でどんなプレーを見せてくれるのか。日本代表の守備を担う新星として、今後の活躍からますます目が離せません。
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